親鸞会結成50年の軌跡
■ 浄土真宗親鸞会結成50周年
顕真会館落成(平成4年)
しかし、その年のうちに520畳の講堂は参詣者であふれるようになり、平成4年には顕真会館が落成。第2講堂(現・紫雲)とアリーナが、第2、第3聴聞会場として使われる。それでも参詣者に対応し切れず、大きな行事のときには、仮屋までも建てられた。
顕真会館落成(平成4年)
皆が一堂に聞法できる2000畳の正本堂は、このような経緯から平成16年に誕生した。
親鸞会館は常に、心から親鸞聖人の教えが聞きたいという真剣な人たちによって、建立されてきたのである。
2000畳の大講堂を擁する正本堂が建立(平成16年)
翌年5月に盛大な落慶法要が行われた。
聞法ドメイン
さらなる未来へ
「正本堂落慶はゴールではなく、新たなスタートである」。その言葉どおり、参詣者は毎年増え続け、アジア、アメリカ、ロシア、ヨーロッパ、南米、世界の様々な国から法友が訪れるようになった。物がどんなに豊かになっても、心は満たされない。
世界中の人々が今、心の光、生きる目的を探し求めている。国際化は、今後ますます進んでいくであろう。
平成19年は同朋の里、法輪閣をはじめとして、聖地がさらに拡大整備され、新たに聞法ドメイン事業が展開中だ。弥陀の本願をお伝えし、ともに人生の目的を果たすこの崇高な大事業に参加したいと、富山に移住する人々も増えている。
同朋の里(上)と法輪閣(下)
光明輝く弥陀の浄土へ向かう親鸞学徒の未来は、まぶしすぎて見ることができない。浄土はまさに無量光明土である。
「真宗の流れを変えよう。我等の手で」と誓った結成20周年。以来、その誓いどおり、浄土真宗の流れは大きく変わった。
それは、常に親鸞聖人のお言葉を明示し、その意味を丁寧に、わかりやすく伝えることによって実現してきたのである。それ以外、特別な教えも方法もなかったことを、ここに改めて明記しておきたい。
親鸞学徒常訓
我ら親鸞学徒は、更に珍しき法をも弘めず
親鸞聖人のみ教えを、我も信じ、人にも教え聞かしむるばかりなり