親鸞会青森大会・待望のご法話実現
平成元年 青森市文化会館
陸奥の春は遅い。
4月22、23日、初の親鸞会・青森大会を祝うかのように桜が咲きほこっていた。
会場の青森市文化会館は、県内はもちろん、東北各地から集った参加者で賑わった。
浄土真宗はわずかに10パーセント程度、恐山を中心に“いたこ信仰”という先祖崇拝の根強い地であるが、仏縁深き人々は次々と現れた。
この日は「仏願の生起本末」について、高森顕徹先生は話をされた。
「なぜ人びとは苦しんでいるのか。苦しみの原因はいったい何か。親鸞聖人は、それは無明の闇だとハッキリ教えておられます」
2カ月前に縁があったK.Hさんは、5人の知人を誘って参加。
「分かりやすくお話しくださり、来て本当によかったです」と感想を語る。
「続けて聞きたい」「親鸞さまの教えがよく分かった」と、参詣者からは熱い声がしきりと聞かれた。