親鸞会公開講座 金沢にて
平成9年 金沢日航ホテル
金沢一のノッポビルで「親鸞、蓮如両聖人に学ぶ」
北陸の古都・金沢(石川県)で、もっとも高い建物だというホテル日航金沢で、11月20日夜、高森光晴講師の講演会が開かれた。同ホテルでは、この日が2回目の開催となる。
「親鸞聖人と蓮如上人に学ぶ公開講座」と題され、広く石川県内から参詣者が集った。高森光晴講師が「八万の法蔵を知るというとも、後世を知らざる人を愚者とす」(百科事典を丸暗記している物知りでも、後世(死後、後生)を知らなければ愚者である。確実な未来を考えなければ、愚者といわれて当然だろう。)の『御文章』5帖2通から、人生の目的の重要性を強調する。両聖人から、生きる意味を教えられた一日となった。
JR金沢駅前に立つビルは、交通至便で雰囲気もよく、広告を見て足を運んだ人々にも好評であった。
初めて参詣の実年夫婦は、「最近の寺は、葬式や法事に忙しいらしい。昔はよく、仏法を聞いたのに……。今日は、有り難いご縁でした」
と喜んだ。
同会場では、来年に高森顕徹先生ご法話の開催も予定されている。