親鸞会・石川大会
平成9年 石川県産業展示館
親鸞会・石川大会が、秋深まる平成9年10月19日、石川県産業展示館4号館で行われた。
高森顕徹先生は、白骨の御文章について講演された。
以下、参加者の声
「今年81歳になる祖父は、「一生過ぎ易し」のところで、「80年といってもあっと言う間だった。この先、100年や200生きられるとしても、あっと言う間だろうなあ」としみじみ語っていました。
私がいちばん心に残ったのは、「老少不定のさかいなれば」のところです。隣にいる祖父と私は、無常の風の前では同い年なのに、祖父が亡くなってからずっと後に私が死ぬと、固く信じていたのです。
常に後生と触れ合っているのに、自分が死ぬと思えない、因果の道理を無視した迷いの深さを知らされました。後生の一大事を心にかけ、真剣に聞法していきます。」(Y.Nさん)
「あるかどうか分からない老後の心配をする人はあっても、必ずやってくる後生の心配をする人は誰もいません。
私自身、自分が不安なのは、今、お金がないから、多少の蓄えがあれば、この不安がなくなるに違いないと固く信じていますが、私の不安の根源は、吸う息、吐く息に触れあっている後生にあるのだとハッキリ教えていただきました。」(S.Kさん)