親鸞会山梨大会
平成4年 甲府総合市民会館
春雨やまぬ平成4年3月29日、山梨県甲府市の総合市民会館で、初めての親鸞会山梨大会が開催されました。
会長・高森顕徹先生の講演は、「人生の目的と仏法について」。
「飛び立った飛行機は必ず降りねばならぬ。生まれた者は必ず死にゆく。アッという間もない夢の人生です。
この一大事の後生に驚き、仏法を真剣に聞く以外に、人間に生まれてよかったという幸せに生まれ出る道はありません」
蓮如上人の『白骨の御文章』を通して、人間の真実を詳しく解説をされました。
「地元山梨での開催が、目標だったんです」と喜ぶのは、主催者の一人、Y・M氏、T子さん夫妻。仕事を終えると、住まいのある富士吉田市から甲府市へ車を走らせ、毎晩、ポスターを張り、宣伝に歩きました。帰宅が深夜に及ぶこともしばしば。
「最初のご縁だからこそ、悔いを残さぬよう、やれることはすべてやろうと思いました」
当日、会場にあふれる、新しい参詣者に、新たなファイトが沸いてきたといいます。
「いろいろな新興宗教や迷信が多く、親鸞聖人とのご縁が決して深くはない山梨ですが、今回の開催を機縁に、よりいっそう、光に向かって進ませていただきます」
と、Mさん夫妻は、笑顔で語っていました。