親鸞会・東海報恩講 レインボーホールに歓喜の声
平成14年 名古屋市総合体育館・レインボーホール
平成14年12月2日、名古屋市総合体育館・レインボーホールにて、東海地方の親鸞会会員による、親鸞聖人報恩講が開催された。
報恩講は、親鸞聖人のご恩に報いる集まりである。愛知、三重、静岡の親鸞学徒が参集し、高森先生の法話に聞き入った。
『歎異鈔』第1章を通して、
「すべての人を、摂取不捨の利益(絶対の幸福)にせずにはおかぬ」
と誓われた弥陀の本願が説かれ、場内は静かな感動に満たされた。
また、愛知県のM・K氏と、Y・I氏の2人の親鸞会会員が登壇し、光に向かって生きる喜びを発表した。
最近、仏縁を結んだ人も多数参詣している。
岩倉市のJ・M氏夫妻は、長い間、人生の真実を探し求めていた。
「心のよりどころを求め、いくつかの宗教に入りましたが、幸せにはなれませんでした。市内の親鸞会の法話で、親鸞聖人の教えに巡り会い、永遠の幸福に救い摂るとの弥陀の本願を知らされ、喜びで一杯です。これはぜひ、子供や孫に伝えていきたいと思います。」
と語っている。
刈谷市のM・Oさんは、昨秋、市内の親鸞会の勉強会で、親鸞聖人の教えに出会った。
「人間最後はすべてを置いて、たった1人で死んでいかねばならない、とのお言葉が心に残りました。摂取不捨の利益に生かされるまで、続けて聞かせていただきたい」
親族5名と参詣したのは、一宮市のT・Hさん。
「10代の頃から、寺の説教を聞き歩きましたが、世間話ばかりでした。親鸞会に出会って本物の仏法を知らされ、釈尊がただ一つ説かれた弥陀の誓願を聞かせていただき、心から喜ばずにおれません」
真宗と縁のなかった若者たちも、聖人の教えを聞き始めている。社会人4年目のH・M氏は、
「人生に目的があると知らされました。この世の幸福は、やがて裏切るものばかりです。この肉体さえ、焼いていかねばなりません。決して裏切られない幸福こそ生きる目的と教えていただき、感激しています」。
M・Mさん(三重県)は、会社の同僚で親鸞会会員のY・Iさんに誘われて聞き始めた。
「これまで、いくつもの壁にぶち当たってきました。苦しくとも生きねばならぬ理由はあるのかと、何度思ったか分かりません。その答えが親鸞聖人の教えに示されていると知り、驚きました。母親にも伝えたいです」と語る。
会場後方の仏法相談コーナーは、熱心に質問する人でにぎわった。
「一日も早く、信心獲得を」
法に生かされる喜びに、東海の親鸞学徒は、祖師聖人への報恩を誓っている。