親鸞会宮崎大会
平成9年 宮崎市立総合体育館
親鸞会宮崎大会が、平成9年3月30日、宮崎市総合体育館で行われた。高森先生は、親鸞聖人が明らかにされた「苦悩の根元」について解説され、九州各県から集った参加者は、聞法の喜びにわいた。
正信偈勤行の響きに感激
「あんな大会場に、多くの人が一堂に集い、正信偈の勤行の声が響き渡るなんて…」
宮崎市総合体育館で行われた、親鸞会宮崎大会に、長崎県から参加したI.Mさんの顔は輝いていた。
Iさんが、初めて親鸞会と縁があったのは平成9年2月。チラシを見て長崎市内の文化講座に行ってみると、『正信偈』の解説であった。
「分かりやすいお話で、続けて聞かずにおれなくなりました。十数年間、寺で説教を聞いてきましたが、『正信偈』の意味は全然分かりませんでしたから、うれしくてたまりません。こんなお話が聞きたかったのです」
喜びのあまり、次々と友人、知人を誘って仏法を聞き始めた。
親鸞会宮崎大会で、高森先生の法話を聴聞して、法悦はさらに増加した。
「年寄りばかりかと思って来たら、若い人が多いのに驚きました。しかも、講演中は、話をする人が一人もなく、みんな真剣に聞いている。素晴らしい集いだと思います」
捜し求めていた真実の教え
「踊りの発表会があると思って何気なく文化会館へいったところが、親鸞聖人のお話があると知り、吸い込まれるように会場に入ってゆきました」
と語るのが平成8年6月に仏縁を結んだ宮崎県のS.Fさんである。
長年、寺の役をし、説教があればかかさず聞きにいったSさんだが、世間話ばかりで教えを説かない寺の僧侶に失望し、"もっと突っ込んだ話をお願いします"と願い出ても住職は首をかしげるばかりだった。
どこかに親鸞聖人の教えを分かりやすく聞かせて下さる方はないかと捜し求めていた時、踊りを見に行った会場で、親鸞会主催の文化講座が行われていた。「これだ!と一度で惚れ込みました」と語る。
親鸞会宮崎大会での感想を、次のように語っている。
「多生かけても、億劫かけてもめぐり会えない法にあえた喜びは格別です。自分のようなものがどうして真実にお会い出来たのか。遠く宿縁を喜ばずにおれません」
この世で本当の幸福に
福岡県に住むYさんは、
「高森先生より本当の親鸞聖人のみ教えを聞かせていただき、今まで抱いていた浄土真宗への疑問が氷解しました」と語る。
以前から本を読んだりテレビ、ラジオを聞き、独学で親鸞聖人の教えを学んでいたが、いずれも「念仏称えて死んだら極楽」といった話ばかり。なぜ親鸞聖人が「世界の光」と讃えられるのか、疑問に思っていたという。
ところが、本当の親鸞聖人のみ教えを聞かせていただき、生きている現在救われる教えだと知らされ、「これは大変な教えだ。ぜひ続けて聞きたい」と思った。
「仏法は『死ぬまで求道』ではなかった…」とYさん。