親鸞会横浜大会・歎異鈔2章について
平成9年 横浜アリーナ
平成9年6月22日(日)、新横浜駅に近い、横浜アリーナで親鸞会横浜大会が開催された。首都圏を中心に親鸞学徒が群参した。
親鸞会会長・高森顕徹先生の講演は、歎異抄第2章について。
「おのおの十余か国のさかいをこえて、身命をかえりみずして、たずね来たらしめたもう御志、ひとえに往生極楽の道を問い聞かんがためなり」
(みなさんが、十余カ国離れた遠い関東から命がけで親鸞をたずねて来られたのは、往生極楽の道、ただ一つを問いただすためであろう)
関東から京都まで、命がけで仏法を聞きに来た人たちへ、親鸞聖人の仰せられたお言葉が記されている、といわれるのが、歎異抄第2章である。
その関東の同行と同じ気持ちなしに聞いても、第2章はわからない。聞法の心構えを、釈尊、親鸞聖人、蓮如上人のお言葉を通して詳説された。
コンサートや、イベント会場で知られる横浜アリーナであるが、この日ばかりは、真剣な聞法に身を沈める、親鸞学徒の熱気で満ちあふれた。