第14回親鸞会青年大会を開催・若き親鸞学徒 浜松に結集
平成8年 浜松アリーナ
猛暑をものともせず、第14回を数える親鸞会青年大会が、平成8年8月25日(日)静岡県浜松市・浜松アリーナで開催され、全国の若き親鸞学徒が結集した。
この日は、8月最後の日曜日で、夏休み中の子供たちと、家族で参加する人も多く見られた。
高森顕徹先生の講演の演題は「親鸞聖人の救われた世界」。
「救われた」といっても、病気から、とか、事故から、とか、空腹やノドの渇きを救われたなど、さまざま。
しかし、親鸞聖人が、『正信偈』の冒頭に、
「帰命無量寿如来 南無不可思議光」
「親鸞は、ただ今、弥陀に救われた。この喜び、何度も言わずにおれない、繰り返し書かずにおれない」と言われたのは、そういった救いではなく、人生の目的を達成し、未来永遠変わらない絶対の幸福に救われたことを、おっしゃっている。
高森先生の講演では、『正信偈』の「韋提と等しく三忍を獲る」のお言葉を通して、絶対の幸福に救い摂られたとは、いかなることか、王舎城の悲劇を通して詳しく説明された。昼休みには、「王舎城の悲劇」の映画も上映された。
夕方の交流会では、高森光晴講師の座談会などが開かれ、翌週の親鸞会・新潟大会での再会を誓い合った。