「人間の実相」を詳説・親鸞会・長野大会・長野ビックハット
長野ビックハット
平成10年2月の長野オリンピックでは、アイスホッケー会場として、大いにわいたのが、長野市若里多目的スポーツアリーナ、愛称「ビッグハット」である。
そして同年10月4日、親鸞会長野大会が、そのビッグハットで開催された。県内はもとより、全国各地より、親鸞学徒が群参し、五輪以来の熱気となった。
会長高森顕徹先生の講演は、「人間の実相」について。
釈尊が、たとえ話を通して、すべての人間のありのままの姿を、教えられた話である。切れかかった藤のツルにぶらさがりながら、藤のツルが切れることは全く考えず、頭上より落ちてくる蜂蜜に心を奪われる旅人に人間を譬えられている。ハチミツに心を奪われ、蜜をなめなめ堕ちていくのは、誰なのか。
満堂の聴衆は、真剣に聞き入った。
主催者の一人、E・Y氏は、長野市内で脊椎矯正の治療院を営んでいる。治療を受けにくる患者さんと、いつしか仏法の話に花が咲く。E・Yさんの信頼される人柄もあ
り、この日も多くの患者さんが、会場を訪れ、仏縁を結んだ。