親鸞会 因果の道理がわかる3分間仏教講座(動画)
因果の道理は「仏教の根幹」です。
仏教とは、仏の説かれたみ教えをいいます。2600年前にインドで活躍なされたお釈迦様が、35歳の12月8日に大宇宙最高の仏というさとりを開かれ、80歳でお亡くなりになるまでの45年間、説いていかれたみ教えを、今日、仏教といわれます。
その根幹とは、仏教を一本の木とすれば、根や幹にあたる教えです。根や幹が枯れれば、木は倒れてしまう。因果の道理が分からなければ、仏教は全く分からなくなる、ということです。
まず、「道理」とは、三世を貫き、十方を遍く真理をいいます。
「三世」は、過去世、現在世、未来世のこと。「いつでも」という意味です。2600年前のお釈迦さまの時代も、現代も、1000年後も、いつでも変わらないことを「三世を貫く」といわれます。
「十方」とは、東西南北上下四維のことで、「どこでも」ということです。インドでも、中国でも、日本でも通用する。たとえほかの星や宇宙の果てに行っても変わらないことを、「十方を遍く」といいます。
このように、いつでも、どこでも変わらない真理を「道理」といわれるのです。
次に「因果」は、原因と結果のことで、すべての結果には必ず原因がある。原因なしに起きる結果は、万に一つ、億に一つもないと仏教では教えられています。
大海原に飛行機が墜落し、機体が回収不能になった場合でも、“この事故には原因がなかった”ということはありえません。乱気流の影響や操縦ミスなど、必ず原因があったのですが、究明できないので、原因不明となっただけ。「原因が分からなかった」ということと、「原因がなかった」ということとは、全く違うのです。
すべてのことには、必ず原因があって結果があるという、いつの世、いかなる所でも変わらぬ真理が「因果の道理」なのです。
この因果の道理でお釈迦様が明らかになされたこととは、どんなことであったのか、高森顕徹先生が詳しく講演されましたので、その内容の一部を、動画でご紹介します。
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