親鸞会 正信偈|惑染凡夫信心発
「惑染凡夫信心発」(正信偈)
“惑染の凡夫、信心を発しぬれば”
曇鸞大師の教えられたことを、親鸞聖人が『正信偈』に明らかにされているお言葉です。
「惑染」の「惑」とは、「煩悩」のことです。
「染」とは、「染まっている」ということです。
「惑染」とは、「煩悩に染まっている」ということで、煩悩以外に何もない、煩悩に目鼻をつけたようなものが人間である、ということです。仏教で「人間」のことを「凡夫」といわれるので、これを親鸞聖人は『正信偈』に、
「惑染の凡夫」
と言われているのです。
また「煩悩具足の凡夫」とも言われます。
「具足」とは、「それによってできている」。
煩悩でできているのが人間である、ということです。
「信心発(信心がおきれば)」とは、「阿弥陀仏に救われたならば」ということですから、
「惑染凡夫信心発」
の一行は、
「煩悩のかたまりである我々凡夫が、阿弥陀仏に救われたならば、どうなるか」
ということです。
このお言葉を高森顕徹先生が詳しく講演されましたので、その内容の一部を、動画でご紹介します。
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