親鸞会 親鸞聖人750回忌法要
「我が歳きわまりて、安養浄土に還帰すというとも、和歌の浦曲の片男浪の、寄せかけ寄せかけ帰らんに同じ。
一人居て喜ばは二人と思うべし、二人居て喜ばは三人と思うべし、その一人は親鸞なり」
(御臨末の御書)
「まもなく私の、今生は終わるであろう。
一度は弥陀の浄土へ還るけれども、寄せては返す波のように、すぐに戻って来るからな。一人いるときは二人、二人のときは三人と思ってくだされ。嬉しいときも悲しいときも、決してあなたは、一人ではないのだよ。いつも側に親鸞がいるからね」
私たちが生死の一大事に驚き、聞法に燃え、往生一定に生かされるのも、救い摂られたその時から報恩の活動に揺り動かされるのも、全ては阿弥陀如来の広大なお働きによることを明らかにしてくだされた方が親鸞聖人なのです。
私たちは今、深い因縁で人間に生まれ、等しく弥陀に照育され、無上道を歩んでいます。うれしい時も、悲しい時も、決して一人ではありません。「はらからよ、ともに無上道を進もうぞ」と、いつも聖人が寄り添い、手を引いておられるのです。
「永久の闇より救われし 身の幸何に比ぶべき」 (真宗宗歌)
「昿劫流転の闇より救われた」とハッキリする時が、必ずあります。
光に向かう人生に、恐れるものは何もないのです。聖人とともに、往生一定の身になる決勝点に向かって、日々、明るく力強く前進させていただきましょう。
このお言葉を高森顕徹先生が詳しく講演されましたので、その内容の一部を、動画でご紹介します。
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