大きな時代の幕開け
とてつもなく大きな力が、今、親鸞会に働いていることを、多くの人は実感するだろう。
2000畳の親鸞会館から、直線距離でわずか1キロ。小杉インターから車で3分かからない緑豊かな丘陵地が、売りに出されているという話が、平成19年の年始に降って湧いたように舞い込んだ。所有者は、過去十年間何も使っていなかったこの土地を、とりわけ今売却しなければならない理由もないのに、ただ何となく売りたくなったのだと言う。
その4万5千坪の土地を親鸞会が取得し、「同朋の里」と命名されたのは2月の末のことである。電光石火の早業だった。
満を持した親鸞会の会員による清掃作業によって、「同朋の里」は見違えるほど整備された。3つの建物はリフォームを完了して、早速多くの親鸞会員に使用され、心ゆくまで信仰を語らう場として大人気である。
親鸞聖人の教えは、あまりにも深い。「よく聞くことも難し」と言われるように、どうしても聞き誤り、聞き逃し、誤解があって、正しく理解することはなかなかに困難である。
真剣な聞法ができているかどうか。自分の理解は、これでいいのか。お互いの信仰を確かめ合い、心のままに語り合う「信心の沙汰」をする場所が必要とされているまさに今、阿弥陀如来がご用意くだされたものであろう。
親鸞会館のご法話への参詣者が増加し、車の参詣者が増えると、より広い駐車場が必要だ。現在の親鸞会の隣の山を削った土砂で、現在、赤1駐車場が埋め立てられつつある。これは、射水市の協力あってのことである。
真剣な聞法には、健康が欠かせない。体は食べ物によって作られるのだから、安全な食が大切となる。そこで、添加物、保存料などを一切使用しない安心な弁当を提供したいという学徒が現れた。食の安全が問われる昨今、地元の皆さんにも、喜んでいただけるだろう。
参詣者の憩いの場所として、学徒の丘も整備された。丘から眺める正本堂の雄大な光景は、親鸞会の輝く未来を象徴しているかのようだ。
何もかも、阿弥陀仏のお手回しであろう。この大きなトレンド(時代の潮流)は、今後ますます広がりを見せ、加速するに違いない。
親鸞聖人のみ教えを、世界の人々が聞きにくる。わくわくする、素晴らしい時代の開幕である。