光に向かう親鸞会の青年たち5(2/2)
因果の道理を知ればこそ
富山県 横川育美(仮名)
(by tanakawho)
「正直者はバカを見るんじゃないか」と思いながらも、努力は必ず報われる、と信じたい気持ちがずっとありました。だから、親鸞会で、仏教の根幹である、因果の道理を初めて聞いたとき、うれしくてなりませんでした。
「努力は必ず報われる」根拠が分かり、かすかな希望が確信に変わったのです。たとえ他人から認められなくても構わない。善いことをやっただけ損する、ということは絶対にない。
仕事の土台は人間関係です。
年齢も性格も違う人達と接することは容易ではありません。時に思いもよらない妬みを買うこともありましたが、腐らず、あせらず、やってこれたのは、因果の道理を教えていただいているからこそです。
毎日が同じ行動の繰り返しだからこそ
東京都 河田祐太(仮名)
社会人として働くようになって3年目になりましたが、つくづく感じるのは毎日が同じ行動の繰り返しだということです。
毎朝、同じ電車の同じ車両に乗り、自分の前に立つ人も同じ、駅から駐輪場へ行くまでにすれ違ういつもの人、1日仕事をしてくたくたになって家に帰り、食事と風呂をすませて布団に倒れ込むと、あっという間に朝が来る。
そしてまた同じ1日が始まる。
自分も他人も同じことの繰り返しなのだなぁと実感します。こんな日々の繰り返しがあと何十年も続くのかと思うと、何のために働いているのか分からなくなってしまいます。
職場にも、通勤電車の中にも蔓延している無気力感は、働くことに意味を感じられないところから来ているのだと思います。
そんな中、親鸞会で、親鸞聖人の教えを聞き、人生の目的を知らされた私は、その目的に向かって働いているのだと、頑張って仕事をすることができます。
周りには生きる目的知らない人ばかりですが、それらの人にも人生の意味を伝えたいと思っています。
今、職場の人に少しずつですが話をしたり、親鸞聖人の教えについてわかりやすく書かれた小冊子を渡したりしています。