親鸞聖人のみ教えで一つに2
坊守も「正御本尊にします」
真宗の夜明け夢みて
関西のある坊守さんが、自坊に正御本尊を迎えられました。
平成5年、米原町(現・米原市)の文化産業交流会館での高森先生の法話に参詣してより、続けて聞法されている方です。10年前、母親が亡くなり、坊守を継ぐかどうか迷われましたが、ご門徒に本当の親鸞聖人のみ教えを伝えたいとの思いから、決心されたそうです。
最近は法事の時など、「白骨の章」や「人身受け難し」などの小冊子を読んで、参詣者に聞かせていらっしゃいます。
平成19年、親鸞会館で、正しい御本尊が御名号である根拠が、『大無量寿経』の本願成就文「聞其名号 信心歓喜」にあると教えていただき、心が大きく動いたそうです。
本堂の御本尊に、御名号をお迎えしたかったのですが、周囲の状況からまだ難しく、まずお内仏(居住する建物のお仏壇)の木像を、御名号とさせていただくことになりました。
友人のYさんも御名号を迎えられ、坊守さんの誕生日、3人で遷仏会を勤めました。
「正しい御本尊をお迎えして、勤行の時の気持ちが変わりました」と大変お喜びになっています。
今はまだ小さな変化ですが、真実の流れを止めることはだれもできないでしょう。門徒から寺へ、御本尊が正されていくのを感じます。
「早く親鸞学徒に」と門徒総代長
岐阜県
永年、門徒総代をされていたYさん(81)が、今年の春、地元の親鸞会の講演会に初めて参詣されました。
続けて聞かれるようになったある日、会場で、門徒総代長だった従兄弟のKさん(84)とバッタリ。再会を喜ぶKさんから、「きみも親鸞学徒になったのか?」と尋ねられ、「まだなんです」と答えると、「この道は親鸞学徒になって、一生懸命聞法させていただく道。早く親鸞会の会員になりなさい」。
その言葉に、「そうですか。では私も、ならせていただきます」と、8月の御下附式に参加されました。
「ここに来れば、親鸞聖人のみ教えを基礎から教えていただける。こうしてハッキリと人生でやり遂げねばならない目的を知らされたのだから、何が何でも全力でそれに向かわねばならないと思う。年だからと言っておれない」と、Yさんは語られます。
追悼法要の帰りの車中では、法友と話も弾み、
「皆さんと仏法の話ができて、本当にうれしい。真摯に光に向かっているから、親鸞学徒の集まりは、ますますよくなっていくのですね」
とお喜びでした。
住職も一緒に聴聞
滋賀県
「こんなうれしいことはない」
「弟の50回忌にはぜひ、家族や親戚に、本当の親鸞聖人のみ教えを伝えたい」
Tさん夫婦は、昨年からその準備をされていました。
寺とのつきあいもあるため、9月6日の法事では、読経は住職に、説法は親鸞会に依頼されたのです。
当日、1時間の読経のあと住職も、親鸞会の講師の話を聞いていました。
Tさんは、毎月親鸞会の講師を招いて家庭法話を開催されています。
今回は、Tさんの息子さん、娘さん、親戚や近所の方が、30名以上参詣し、真剣に聴聞されました。住職も一緒に聴聞されていたこともあり、皆、安心して、お話を聞くことに集中していたようです。
「こんなうれしいことはない」と感極まったTさんは、法事の最後に、堂々と、こう述べられました。
「私は高森先生から、本当の親鸞聖人のみ教えを聞かせていただいています。皆さんにもぜひ聞いてほしいと思い、今日は親鸞会の講師を招待しました。続けてご縁を求めていただきたいと思っております」