夢の聞法ドメインで全力
富山県 Hさん
完成予想図
「蓮如上人は500年前、いろいろな機能のある仏法都市を築かれました。同朋の里は、現代の仏法都市。池あり小川あり、自然を十分に生かした "里〟にしていきたい」
今春、20年間務めた建設コンサルタントを辞した。愛知から富山に移り、現在、親鸞会の建設全般の任務に当たっている。
昨年より、ドメイン事業の拡大に伴って建設のまとめ役が必要とされた。「技術士」という難関の国家資格を四部門(上下水道、建設、衛生工学、総合技術監理)取得し、正本堂建立時にはトイレや汚水処理の検討をしたHさんに、白羽の矢が立つ。
広範囲な任務に不安はあったが、「一つの分野に秀でていたら全体をまとめられる」とのお言葉に励まされて決断。家族で移住することも、奥さんが快く押し出してくれたという。
「ドメインは一つ建てて終わりという工事ではないので、最終型を想定しながら、電気ガス水道のライフライン、道路、防災など、総合的にみていくことが必要です。地球環境から考えてもエネルギーの無駄遣いは、はばかられる。ましてすべて浄財です。設計段階から節約の工夫をしたいですね」
一期工事のあとも、様々な計画が進んでいる。
「本来、聴聞する建物では、寝泊まりすべきではないと教えていただきます。聞法のあとは、場所を変えて法を語り、そのまま宿泊できる施設が、もっと必要になるでしょう。同朋の里の広い敷地を最大限、有効に使わせていただきたいと思います」