ホテルと大違い 自然と信心の沙汰
仏法を語らうための同朋の里・D館ロビーでは、岡山の親鸞学徒が輪になって信心の沙汰をしていた。
「ご法話のあとは慌ただしく帰ることが多いので、こうして落ち着いて語り合えるのはいいですよね」
いつも法施に熱心なYさんが言うと、
「そうそう。一泊してドメインを満喫できるのがうれしい。徳水館のお風呂は広々とくつろげて毎日でも入りたいわ」
とMさんが顔をほころばせる。
若手の中心として活躍するFさんも
「百味館で一緒に食事をしたり、お風呂に入ると、海外の皆さんも、何だか心の距離が近づいたような気がします」。
法友たちの言葉に大きくうなずいたHさん、
「今までと同じようにホテルで過ごす親鸞会館でのご法話の前後と、聞法ドメイン施設で過ごす親鸞会館でのご法話とでは、全く違ったと思う」
と手ぶりを交えて話しだす。
「実は、なぜ聞法ドメインが必要なのか、よく分かっていなかったんです。実際に利用してみて、こんなに心行くまで法を語り、教えの理解を深められる場所はほかにない、と感じました。今回は満室で宿泊できなかった支部学徒も多いので、次はみんなで泊まりたいです」
ご講演で話されたお聖教のご文の意味を確かめるなど、消灯直前まで法悦が絶えなかった。