まどろみ人生 スイッチオン!
生きる目的ハッキリすれば 心から充実
愛知県 室田祐樹さん
高校時代の私は、とにかく寝てばかりでした。学校から帰ると、まず布団に向かう。夕食の時、一時的に起きても、また寝る。翌朝目が覚め、学校に行っても授業中は寝る時間。いつも寝てばかりでした。
どうしてか?
とにかく、何もやる気が起きなかったのです。こたつの上のミカンも、むく気になれない。試験前に勉強する気にもなれない。
あっという間に月日は流れ、高校3年となりました。「将来やりたいことはないのか?」と先生に尋ねられても、これといってありませんでした。このまま、二度と目が覚めなければいいのに。そして、現実から逃れるようにまた眠りました。
ところが、教師に勧められるままに、平成13年大学へ進学し転機が訪れました。4月に発刊されたばかりの高森顕徹先生監修の『なぜ生きる』と巡り遇うことができたのです。長い眠りの中にいた私は、たたき起こされました。
生きる目的がハッキリすれば、勉強も仕事も健康管理もこのためだ、とすべての行為が意味を持ち、心から充実した人生になるでしょう。病気がつらくても、人間関係に落ち込んでも、競争に敗れても、「大目的を果たすため、乗り越えなければ!」と〝生きる力〟が湧いてくるのです。
(『なぜ生きる』より)
人生は180度変わりました。寝ている暇はない。命懸けて悔いなき教えに出遇えたのだ。それからの大学生活は本当に充実していました。仏法に勉強に、多くの友達との出会いがあり、最高の学生生活でした。
■因果の道理伝えたい
私は、業務用厨房機器一式を扱う会社で設計の仕事をしています。日々、試作品を作ってはテストをしています。 設計だけでは気づかない部分も多く、試作の機械は大抵うまく動きません。なぜうまく動かないのか、データを取って原因を追究し、納得行くまで改善していきます。上司も同僚も原因があやふやだと、気持ち悪いと、徹底的に追究していく人ばかりです。
先日、職場の先輩の持ってきた新聞記事に、「死後があると思っている若者が多くなっている」とあり、死後や前世があると思うか、という話になりました。原因がハッキリしないと気が済まない人たちも、「死後はない」とか、「生まれる前のことは分からない」など、それぞれに答えていました。
仕事上では徹底的に原因を追究しても、最も知りたい運命に関する原因は、仏法聞かなければ分かりません。親鸞会で親鸞聖人の教えを学び、真実を知らされた私は、本当に幸せ者であり、伝えずにおれませんでした。
■世界中が聞法ドメイン
働き始めて6年目。仕事が終わると同時に職場を飛び出して、ご縁のある方のお宅で、高森顕徹先生のご法話ビデオを携え、ビデオご法話をさせていただいています。
昨年までは、人事異動でいつ海外赴任になるか不安でしたが、今はテレビ座談会(インターネット回線を利用して中継する座談会)のおかげで、世界中が聞法ドメインになりました。テレビ座談会を開催し、世界中どこへ行っても、聞法させていただける。ご縁のある方に親鸞聖人のみ教えをお届けできる。夢は膨らみます。
親鸞会の聞法ドメインでは、私の職場で設計した給茶器や冷蔵庫が使用されています。仕事も仏法のために生かされていると思うと、一層頑張らねばと奮起させられます。仏法も仕事も一番でありたい。親鸞学徒の本道をゆけば、夢は世界を駆け巡る。
(プライバシー保護のため、個人名は仮名にしてあります)
なぜがんばらなくてはならないのか、仏法がその答えを教えてくれた