わが家に御名号本尊を、やっとお迎えできました
根本に尊ぶべき御本尊、それを間違えたら正しく進めない。
「親鸞聖人の教えのとおり、『真宗の正しい御本尊は御名号』と伝えている親鸞会だからこそ、親鸞学徒にならせていただこうと決心したのです」
兵庫県に住む青山さんの聞法のきっかけは、弟・剛さんの紹介で、4年前から仏教小冊子を読むようになったことだった。
「他流には『名号よりは絵像、絵像よりは木像』というなり。
当流には『木像よりは絵像、絵像よりは名号』というなり」
の蓮如上人の明快なご教示を何度も目にするうち、自宅の仏壇が絵像であることに不安を感じるようになる。
「一昨年の暮れ、弟の家を訪ねた時、お仏壇に六字の御名号がご安置されているのを拝見し、心が揺れました」
弟から、御名号の尊さを、「私たちを本当の幸せにする、無上甚深の功徳利益がおさまっているのだよ」と詳しく聞かされた。
「その名号を一念で、弥陀から賜り、南無阿弥陀仏と一体になる。そのために人間に生まれてきたのであり、仏教を聞くのだと知らされ、『家にも早く、正御本尊をお迎えしたい』という気持ちが強くなったのです」
今年4月、親鸞会館でのご下附式に参加。その翌日に早速、お仏壇用の正御本尊をご安置した。
「昨年夏からずっと願ってきたことが、やっとかなって感無量です。お仏壇が明るくなり、朝夕『正信偈』の勤行をする時、晴れ晴れとした心地になります」
伝えてくれた剛さんに感謝するとともに、あとの兄弟には自分から伝えたいと、意気込んでいる。
(プライバシー保護のため、個人名は仮名にしてあります)