2000畳で真如の月を
富山県 男性
地元の講演会で縁があり、このたび初めて参詣した、30代の男性が、帰りに話をすると、「今週、早い内に、聞かせていただいたことの復習をしたい」ということになりました。聞かせて頂いたことの復習が大事と教えていただきますので、大いに話し合いたいと思います。
共に親鸞聖人の教えを語り合う勝縁といたします。
片付けを終え帰路につき、正面ゲートで振り向くと、十五夜の満月が、正本堂の上に冴え渡っていました。思わず、「六字の十五夜のお月さんは丸出しだ。法城でひとしく、真如の月を拝みたい」との、言葉が浮かんで参りました。
そうだ。この法城で真如の月を拝し、無上の信心を獲得するのだ、この法城で。そう心に誓い、家路につきました。
自殺問題に思う
神奈川県 男性
死んだら極楽、死んだら仏という迷妄に覆われている人たちは、今の苦しみから逃れるために、尊厳なはずの命を自ら捨てて、〝後生〟へ飛び込んでおります。「この五重の義成就せずは、往生は叶うべからず」と断言される親鸞聖人・蓮如上人のお言葉の前には、まことに愚かな考えです。
この永遠の生命の問題を解決するために人間に生まれてきた。これが人生の原点であると改めて知らされました。
一つ欠けても、絶対に往生できないと仰有る「五重の義」の最初の宿善について、懇切丁寧に教えていただき、この聞法心こそ、すべての元であると教えていただきました。その宿善が厚くなるのに、これ以上ない聴聞とは、如何に大切なことか。
2000畳大講堂は、この聴聞一つのために建立されました。目的は生死の一大事の解決以外にありません。
弥陀の慈悲が徹底して下される聞即信の一念まで、教えに従い、光に向かって進ませていただきます。