光に向かう青年たち4(4/4)
親鸞会で仏法を聞き、現在社会の一線で活躍する青年たちに、仏法を聞き始めた動機と、今の仕事について語ってもらいました。
患者の立場に立った医療を
三橋邦孝(仮名・福井県・医師)
1)現在の仕事
耳鼻科医として、患者さんの鼻・耳・のどの治療をしています。外来で診察をしたり、手術をしたり、主治医として病棟で患者さんの治療をしたりしています。
2)仕事の魅力・やりがいは?
耳鼻科の守備範囲は多様です。癌治療のような命に関わる治療もあります。その一方で、命には関わらないけれども、「聞こえる」「話せる」「匂いが嗅げる」といったような生活の質を向上させる治療もあります。いずれにしろ、患者さんから感謝の言葉をかけられるのが私の喜びです。
3)どうして仏法を聞かれるようになったのですか。
大学時代に親鸞会会員の先輩から声をかけられたのが、仏法を聞くようになった始まりです。どんなものを手に入れても安心満足は得られないということは、以前から何となく感じていました。しかし、その事実を真正面から突きつけられ、苦悩の根元を明示され、解決の道も明らかに教えていただいた時、続けて聞こうと思うようになりました。
4)仏法が仕事にどのような影響をあたえていますか。
人生の目的がはっきりすれば、生命の尊厳を自ずから知らされます。「病気を診て、人を診ず」と揶揄される医者が多い中で、仏法を知らされた私は、患者さんの後生を念じ、患者さんの立場に立って治療にあたるように心がけています。
5)今後の夢
人格を磨き、耳鼻科の技術を磨いて、私と触れ合った患者さんや医療従事者が親鸞会で仏縁を結ぶことができるように頑張りたいと思います。