世間の隙を欠きて聞くべし
「仏法には世間の隙を闕きて聞くベし、
世間の隙をあけて法を聞くべき様に思う事浅ましきことなり。」
(御一代記聞書)
私たちがいちばん大事に考えている仕事を「世間の隙」と言われ、それをやめて聞かねばならぬのが仏法だ、とおっしゃっています。
仕事や衣食住は、仏法を聞き人生の目的を達成するための手段。「ゆめゆめ目的と手段を間違ってはなりませんよ」と教えられていることがよく分かりました。
蓮如上人のお言葉に感動
京都府 男性
アジアやアメリカ、ヨーロッパ、遠くブラジルからも世界中の法友が集い、老若男女、本当に色々の方が参詣され、浄土真宗史上かつてない報恩講になったと思います。
今回、2000畳に初めて参詣された50代の産婦人科医の方がおられます。
「世間のヒマをかきて聞くべし」のお言葉に大変感動され、参詣を決意されました。
今回の報恩講でも、そのお言葉を聞かせていただき、「仕事を早く終わらせて、仏法を聞く時間をつくろう、というのも世間のヒマをかきて聞くになっていないと分かり、仏法の素晴らしさが、ますます知らされました」と言われています。
親鸞聖人、蓮如上人のお言葉を示し、熱一杯、分かりやすく、丁寧に、お伝えしたいと思います。
仏法の重さを知らされる
東京都 男性
報恩講で、父とともに、はじめて2000畳で聞かせていただきました。
大講堂をはじめ、館内の活気あふれる様子に、父は大変驚いていました。仏教観が大きく変わったようです。
聞法の心がけを、お釈迦様、親鸞聖人、蓮如上人の一貫したお言葉から教えていただき、仏法の重さを感じるとともに、なぜか頭を垂れずにおれない気持ちになりました。
「仕事をやめて聞くのが仏法」との蓮如上人のご教導には、仏法の尊厳さに、ただ申し訳なく、涙が出てきます。
真実知らされた者にしか、知らぬことのおそろしさ、自殺のおろかさを伝えることはできません。知らされた者からお伝えしていきます