「聞法したくて 日本に移住しました」
ブラジル Mさん
(Photo by Gaby bra)
「信心決定するまで日本にいたい」。Mさんは8月、聞法のため、夫婦でブラジルから日本に移住した。
2人とも大学の建設工学部を卒業し、建設会社を経営、仕事に追われる日々だった。
「学歴や地位、マイホームや車など、何を手に入れても喜びは束の間でした。親鸞聖人仰せのとおり『人生は難度海』です。仏教だけに真実が説かれていると身をもって知らされてきたのです」とMさんは話す。
仏法を聞きたいのに、どうしても仕事優先の毎日になってしまう。親鸞学徒の先輩が次々と日本へ渡ったのを見て刺激を受け、夫婦で移住を決めた。
今は愛知県に住み、ポルトガル語の通じる工場で働いている。「2000畳の親鸞会館に毎月参詣できるなんて、今でも夢のようです」と2人は語る。日本語を勉強し、ゆくゆくは富山に住みたいと夢を抱いている。