親鸞会 会員の声
平成15年12月
ほとりなき苦海 「仏説まこと」を実感
(富山県 男性)
「生死の苦海ほとりなし」のお言葉は、現代、より深く実感できる気がします。会社では毎日同じことの繰り返しで、問題になるのは金のことばかり、四方から聞こえる電話の声は欲、怒り、愚痴のみです。
幾度となく政治や経済が変革を遂げても、「人生苦なり」は変わりません。自分が当てにしているものはすべて、苦しみに変わります。
仏説まこと仏説まことと、日々、求法の喜びをかみしめずにおれません。どうして自分のような者が聞かせていただけるのでしょうか。親鸞会に巡りあい結ばせて頂いた、この不思議な仏縁を大切にしたいと思います。
真宗再興の大事業 永劫に輝く
(鹿児島県 女性)
私は過去数十年、近くの寺で説教を聞いていましたが、世間話のみで、阿弥陀仏と釈尊の関係も分かりませんでした。
「私どもはどうしたら仏さまに救っていただき、往生できるのですか」 と寺で聞いたことがあります。
「念仏称え、お寺参りを重ね、命日に祖先を弔う心掛けが大切。死んだら極楽往生」と言われ、鹿児島市の別院や京都の西本願寺へも行きました。
平成13年の秋、親鸞会とご縁があり、内容の違いに驚きました。「人生には目的がある」「三世十方を貫く因果の道理」「後生の一大事」「阿弥陀仏の本願」「無明の闇が晴れて信心決定」とお聞きしたのです。どこにこんな真実を教えてくださる方がおられるでしょうか。
浄土真宗滅亡寸前の時に立ち上がってくださった高森顕徹先生の大偉業は、永劫に輝きを残すことと思います。真宗の夜明けはもう始まっています。この時に間に合った私は何と幸せ者でしょうか。
報恩講の意義明らか 深まる求法の喜び
(石川県 男性)
報恩講を勤めさせていただく理由は、だれも教えられなかった全人類の苦しみの根元と、その解決の方法を、親鸞聖人だけが明らかにされたからと聞かせていただきました。
一緒に参詣した伯母が、「寺の報恩講によく行くけれど、報恩講とはそういう集まりだったのね」と言っておりました。寺の報恩講は名前だけで、中身がないと知らされます。親鸞会館では、親鸞聖人の教えの真髄の中の真髄を、高森顕徹先生から聞かせていただくことができます。
20歳で真実の教えに出遇えた喜びは、時がたてばたつほど、ますます大きくなると感じます。
親鸞聖人から受けているご恩を忘れず、聴聞させていただきます。
時空を問わず 未来明るい人こそ智者
(鹿児島県 女性)
「生死の苦海ほとりなし」とおっしゃった親鸞聖人のご和讃が胸を打ちました。望むものを手に入れても、いつ失うか分からぬ不安で苦しんでいたからです。800年後の私にピタッと当てはまることに驚き、いつの時代も変わらぬ真実を説かれた聖人の偉大さに感動しました。
苦しみの原因は未来が暗い心であり、未来明るい人こそ智者であると教えていただき、そのとおりだと思いました。いつでもどこでも通用する知識などありません。
いつの時代、どこの国の人間にも共通して、最も重要かつ深刻なのは、自分の未来はどうなるかという問題です。
しかし無明の闇を破っていただけると聞いても、ポカンとした心があります。それは、無明の闇は心の奥深くにあり、簡単に分かるものではないからと教えていただきました。
真実を見る目も聞く耳もない私がなぜ、聞かせていただけるのか、ひとえに無上仏のお力に動かされている以外にないと知らされました。私を真実へ引きずり出すために、弥陀がどれほどご苦労なされているのかと思うと申し訳なく、感謝の気持ちでいっぱいです。