親のご恩 仏縁あればこそ
みんなに感謝、ありがとう
石川県 Yさん
仏縁という一点において、先祖に計り知れないご恩があるとのお言葉に、常識が大きく覆されました。
本当に仏法との出会いはうれしいです。
今まで幸せを求めて努力しても、その先に本当の幸せが待っているのか自信がなく、どこへ向かって生きればよいか、分かりませんでした。
成功しても、周囲からのプレッシャーやねたみで苦しみ、結婚した多くの人たちが、幸せの長続きしないことに悲しむ姿など見聞きしてきたからです。
しかし仏法を知らされ、どこに向かって、どう努力すべきか、生きる目的を明示していただきました。
私の求めているものはすべて相対の幸福であり、やがては苦しみに変わるもの、とハッキリ教えていただきました。そして残酷にも、最後行き着くところは「死」しかなく、ならばこの命は後生の一大事の解決のためにある、と知らされたのです。
生んでくれた両親、仏法伝えてくれた叔母が、いなければ、今、仏法を聞かせていただくことはできませんでした。
ありがとうございました。とても感謝しています。
絶対の幸福の身になり、「生きていてよかった」と生命の大歓喜を獲て、両親・先祖に心の底からもっと感謝できるようになりたいです。親鸞会とご縁がなければ、とてもそのように思うことはなかったと思います。
ご恩報謝の人生を
富山県 Nさん
親鸞聖人は、ご自身の相を通して全人類の相を知らされ、すべての先祖は極悪人と断言なさいました。しかし、決して先祖をおろそかにしてよい、というわけではありません。
先祖がいなければ、人間に生まれることはできなかった。人間に生まれなければ、仏法聞けなかった。仏法を聞けなかったら、永遠に救われることはありません。「仏法に遇えた」という、最も重いこの一点において、先祖の大変なご恩を感ぜずにおれないのだと知らされました。
永遠の幸福に救い摂られ、多くの人に正しく弥陀の本願をお伝えすることこそ、報恩になります。
親鸞聖人が真実開顕一つに生き抜かれたお方と知らされれば、親鸞学徒の私も、阿弥陀仏の本願一つを伝え、如来聖人、善知識方への御恩報謝とさせていただきたいと気持ちを新たにいたしました。
「なぜ生きる」が分からなければ……
茨城県 Kさん
学校でも、先祖や親の「恩」は教えられますが、根拠がないため、なぜ「恩」が大切なのか分かりません。
教える先生方がとまどっていますから、子どもたちが恩を感じることもできません。
そんな中、親鸞聖人は、根っこのある「ご恩」を教えてくださいました。仏法聞かせていただくことができたのは、両親が私を生み育ててくだされたなればこそと、仏縁という一点で「ご恩」を感ぜずにおれないのです。
教育・道徳・倫理が幾ら声を大に「恩が大事」と教えても、「なぜ生きる」の答えがなければ、「ご恩」が教えられる理由が分かりません。
両親から受けている本当のご恩と真の孝行を知らされた自分は、何と幸せだろうかと、かみしめずにおれません。親鸞会との出会いがなければ知ることのできなかったことでした。
すべての人々がみな父母兄弟
大阪府 Iさん
先祖に対する真の孝行とは、現在生きている人々に阿弥陀仏の本願を徹底することとお聞きしました。
それは親鸞聖人が、「一切の有情は皆もって世々生々の父母兄弟」と言われ、無限に繰り返す生死の中で、すべての人はいつの世か父母兄弟であり、祖先であったであろうと教えておられるからです。悠久の過去から無窮の未来において、すべての人が自分と深い縁のあった方々なのです。
仏教の「救い」は、今、生きている人だけでなく、過去も未来も含めた全人類、生きとし生けるものすべてが相手と知らされ、仏法のスケールの大きさに驚かずにおれません。私がこの様に知ることができたのも、親鸞会の人と縁があったからです。親鸞会の会員である私も、有縁の人に伝えたいと思います。
万人の相(すがた) 見抜かれた聖人
福井県 Sさん
「親鸞は父母の孝養のためとて念仏、一返にても申したること未だ候わず」と、なぜ親鸞聖人は先祖崇拝を否定なされたのか、詳しく教えていただきました。
30代もさかのぼると、先祖は日本の人口以上になります。その中には殺人や窃盗、放火などの犯罪者もいただろうから崇拝はできないと、それまで理解していました。しかし、全くの聞き誤りでした。
弥陀の無碍光に照らし出され、「さるべき業縁の催せば、如何なる振舞もする」わが身と知らされた聖人は、無限の先祖もまた、すべて極悪人と知らされたからだと聞かせていただきました。
そのことを親鸞聖人は、
「一切の群生海、無始より已来、乃至今日・今時に至るまで、穢悪汚染にして清浄の心無く、虚仮諂偽にして真実の心無し」
(すべての人間は、果てしなき昔から今日・今時に至るまで、邪悪に汚染されて清浄の心はなく、そらごと、たわごとのみで、真実の心は、全くない)
と、短いお言葉の中に、過去も現在も未来も、先祖も子孫もすべて凝縮されているのです。
大変なことをおっしゃっていると、つくづく思い知らされました。