光に向かう青年たち3(4/4)
親鸞会で仏法を聞き、現在社会の一線で活躍する青年たちに、仏法を聞き始めた動機と、今の仕事について語ってもらいました。
利他の精神でカウンセリング
赤坂健吾(仮名・富山県・カウンセラー)
1)現在の仕事
カウンセラー(臨床心理士)です。心理的な葛藤で悩んでいる大人へは、聞き役になって、意欲が湧いていくようお手伝いをします。子どもへは、遊び相手となって、言葉にはならない苦しみを受け止めることで、安心できるようサポートします。
2)仕事の魅力・やりがいは?
辛い状況で、言いようもない孤独や不安の中にあっても、少しずつ生きる意欲を取り戻されてゆく、その様を目の当たりにするにつけ、しみじみとその回復力に感動します。生きる、ということについてこちらが教えられることが多いです。
3)どうして仏法を聞かれるようになったのですか。
漠然とした死の不安があり、大学生でご縁を求めるようになりました。
4)仏法が仕事にどのような影響をあたえていますか。
患者さんに、何とか幸せになって欲しい、と願わずにおれません。この心は、仏法を聞かせて頂かなかったら、死に崩される幸せしか想像できず、絶望したと思います。未来永遠の幸せを願わずにおれなくなったことはまさに仏法のおかげです。
5)今後の夢
色々な心理療法がありますが、それら基礎は、人としての労りや、もてなしの心だと思います。沢山の知識も必要ですが、それ以上に利他の精神をよく学んで、人間味のある、温かいカウンセリングができる存在になりたいです。