友の人生の疑問から、親鸞聖人の教えへ
親鸞聖人の教えを学び始めて3年がたちました。
大学1年の冬、知り合いの勧めで仏法を聞き始めたのですが、最初はなかなか自分の問題とならず、他のサークルや趣味に没頭し、続けて聞いていませんでした。
しかしある日、幼いころより様々な苦労をしている友人から、自殺の相談を受けました。
「なぜ自殺をしてはいけないのか?」
重く深いこの問いが、私に投げかけられました。
その時の私の人生経験を総動員し、一生懸命考えましたが、答えの見つかるはずもなく、その友達の話を聞くので精一杯でした。
「なぜ自殺してはならないのか」という問いに対する答えを、全く持ち合わせていなかった自分に愕然とするとともに、その友達に仏法をお伝えしたいという気持ちがわいてきたのです。
それをきっかけに、私は続けて聴聞するようになりました。
友人も聞法に励むようになり、今では親鸞学徒になりたいと言っています。
社会人で仕事が忙しく、ご縁を持てない時も多いのですが、勤行をしたり、自宅で聖人のアニメを見たり、教学にも頑張っています。
今振り返れば、その友達がいたからこそ、私も今こうして仏法を聞くことができ、とてもありがたく思っています。